陽水の叙情、日本のモダニティ

[ 20:21 ] [ ターザンの音楽 ]

[ スライドショウ ]

もう30年も前だと思います。 NHKFMで、はじめて聴くようなインパクトのある音楽が耳にはいりました。 ただし、一般受けするようなものとはとても思えませんでした。 今でもそのうちのひとつを覚えていますが、かぶとむしというのがありました(その後コンサートのレパートリーには入っていないようですが)。 井上陽水です。 会社で、若い女性にたまたま、この話をしたら、あら、心模様というのが、今大ヒットしてますよ!と教えられた。 それ以来、陽水の音楽は聴き続けています。 その音楽としての先端性は、いつまでたってもすりへっていません。 その特徴ある声音に、限りない叙情性を感じます。 私の耳には陽水は、常に進化を続けているように思えます。 音楽の傾向が変わるたびに、ファンからは、色々意見があったようですが、音楽性はどんどん進化していると思います。 バックのミュージシャンの音楽性の高さも耳を引きますが、これは、陽水のメロディのもつ独創性がかれらを刺激している、お互いに刺激しあっている関係ではないかと思います。 時々テレビのドキュメンタリーに出てきますが、いつまでもある若々しさの雰囲気、そして独特のシャイネスが、ある種の色気を感じさせるくらいです。

世界に通用する音楽だと思います。 海外ではどう評価されているのでしょう。 寡聞にして、その辺の事情は知りませんが、彼自身そんなことには頓着していないのかも知れませんね。 いつまでも、私の陽水であってもらえるだけで満足です。 今日もひとりで、ハンサムボーイの世界に浸りました。

[ 更新日時:2004/09/02 13:21 ]

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